HUMIDIFICATION
<主な用途:加湿器供給水、滅菌器、環境試験機、スプレーノズル 等>
加湿器供給水には、溶解したミネラル成分等の不純物が加湿に伴いスケールとして析出する為加湿器障害の原因になります。加湿器にRO純水を供給する事により、熱源の保護やスケールの析出を防ぎます。供給水量により、様々な機種・組み合わせを選択出来ます。
工場内の電熱式蒸気発生器用の純水製造設備です。純水供給により蒸発槽にスケールが付着することなく、不純物のないクリーンな蒸気を提供します。
【供給水】水道水 【生産水量】300 L/毎時 【送水量】15 L/毎分 【RO水質】15μS/cm以下※ ※原水150μS/cmの場合
①原水タンクユニット 供給水の水圧や 水量を安定化
② RO純水装置 原水を高純度に精製
③ 貯水タンク 必要な量をストック
④ 送水ポンプ ユース側に安定して 純水をデリバリー
◆ システムフロー
多機種の環境試験器へ純水を供給します。圧力送水式タンクによる安定した水質供給は恒温恒湿槽内の水垢・スケール対策になり、正確なデータ採集にも欠かせません。
【供給水】水道水 【生産水量】10 L/毎時 【イオン水質】1μS/cm以下 【RO水質】15μS/cm以下※ ※原水150μS/cmの場合
◆ 設置例
※加湿用の納入実績はこちらをご覧ください。 >>>
スケール・シリカとは、水に含まれる硬度成分が沈殿付着し、蒸発残留物となったものを指します。 例えば、鉱物分を多く含んだ水をヤカンや鍋の中で沸騰させると内側に半透明の薄い膜がつきます。 これを加湿装置に置き換えると、薄い膜は蓄積し、装置内のノズルや配管内を詰まらせ機器の故障原因となります。写真は長時間運転させた加湿装置内の蒸発槽を撮影したものです。
(左)水道水 使用時 (右)純水 使用時